海外の司法取引に関する報道 | 司法取引の情報まとめ - Part 6

ミツバは、米国での自動車部品販売を巡る反トラスト法違反を認めて、米司法省と司法取引の合意をしたと発表しました。

米司法省と司法取引に合意した企業は、司法取引契約に従って、公判廷で起訴事実を認めて有罪である旨の答弁や捜査活動等に協力する旨の答弁等をすることになります。

以下、日経新聞電子版2013年9月27日報道より引用

〈東証〉ミツバが急反落　米独禁違反で罰金132億円支払い

前日比122円（6.1％）安の1880円まで下落した。27日の取引前に米国での自動車部品販売を巡る独占禁止法違反に関連し、米司法省と司法取引で合意したと発表した。1億3500万ドル（約132億円）の罰金を支払うという。これに伴いミツバは132億円の特別損失を2013年4～9月期に計上するといい、業績への影響が懸念されている。

三菱重工業やジェイテクト、ティラドは、いずれも反トラスト法違反を認めて、米司法省との間で司法取引の合意をしたと発表しました。

ティラドが司法取引後も米司法省への調査協力を続ける方針を明らかにしたように、米司法省と司法取引をする場合、調査機関への協力義務が含まれ、企業側には、捜査・公判が終了するまで協力義務が課されます。

以下、日経新聞電子版2013年9月27日報道より引用

三菱重、米司法省と司法取引　罰金14億円、ジェイテクトなども

三菱重工業（7011）は27日、米司法省との司法取引に応じると発表した。車載エアコン用コンプレッサーとコンデンサーの販売で、米国の独占禁止法に違反した事実を認めた。罰金1450万ドル（約14億円）を支払う。（一部省略）

ジェイテクト（6473）も27日、罰金1億327万ドル（約103億円）を支払うと発表した。（一部省略）

このほかティラド（7236）も27日、罰金1375万ドル（約13億円）の支払いで米司法省と合意したと発表した。（一部省略）14年3月期通期業績への影響は「精査中」で、米司法省への調査協力は司法取引後も続ける方針を明らかにした。

三菱電機は、米国での自動車部品販売を巡る反トラスト法違反を認めて、米司法省との間で司法取引の合意をしたと発表しました。

司法省と司法取引をする場合、捜査機関への協力義務が含まれ、企業側は、捜査・公判が終了するまで協力義務が課されます。例えば、これには、司法省の求める文章等は全て提出する義務等が含まれます。

以下、日経新聞電子版2013年9月27日報道より引用

三菱電機、米司法省と司法取引　罰金187億円支払い

三菱電機は27日、米司法省と司法取引で合意したと発表した。米国での自動車部品販売を巡り米国の独占禁止法に違反したことが問われていたが、1億9000万ドル（約187億円）の罰金を支払う。